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白鵬の猫だましに理事長の苦言 [相撲]

大相撲九州場所10日目の取組、白鵬 × 栃煌山 の取組で猫だましを決めた白鵬。
本人は満足げでニッコリ。対して北の湖理事長は苦いコメントをしました。

白鵬は先場所、横綱になって初めて休場しましたね。

白鵬ファンの私としては淋しかったのですが、
ほかの力士が我こそはと奮闘してくれた姿がうれしいのと、
白鵬にはしっかり休んでまた戻ってきてほしいという相撲ファンからの
思いを沢山感じることができた場所でもありました。

復活後の今場所の白鵬の快調・強さは目を見張るものがあり、
安定感や横綱としての器の大きさを再確認していました。

10日目の今日も全勝は白鵬ただ一人。
今日の取組もお客さんは楽しみにしていたと思います。

ところが、猫だましという意表を突く…というか誰も予想だにしなかった戦法でかった白鵬。

neko.jpg

栃煌山を俵の外に出したあと、どうだと言わんばかりに栃煌山の胸をひと叩き。
そして「してやったり」と笑っていました。

んんんーーーでも、どうも会場内の空気と白鵬には温度差があるようでしたね。

7日目の取組ではやぐら投げという大技(6年前の朝青龍以来)を決め
館内を大いに沸かせたこともあって、こんどはどんな技をしかけようかと
思っていたんでしょうかね。

北の湖理事長は

「(猫だましを)やるってのは、なかなかありえない。
やられる方もやられる方だけど、やる方もやる方。
横綱としてやるべきことじゃない。
横綱がやるのは前代未聞なんじゃないの?」


そして、猫だましといえばこの人、舞の海秀平氏は

「白鵬にとって栃煌山は好きな相手じゃない。
押し込めないのを嫌がって考えた策ではないか
横綱相撲をかなぐり捨ててでも今日の一番に勝ちたいと思ったのだろう」

と語ったそうだが、そうなんだろうか。


白鵬は報道陣の前でも手をたたいて

「(猫だまし)ですよ。うまくいったかどうかは分からないけどね。
勝ちにつながったんでね。うまくいったと思う。
楽しんでます。」


きっと、本当に楽しんでいるんだと思います。

白鵬は前人未到の記録を次々と打ち破って、戦意を喪失してしまった時期があったんですよね。
ずっと目標にしてきたことを叶えてしまったら人間だれでもそうなってしまうんじゃないでしょうか。

だから白鵬がまた土俵でいい相撲を見せてくれるのが本当にうれしかったし、
今日の白鵬には、取組後の「してやったり」にはちょっとがっかりでした。

白鵬のいい相撲というのは、横綱としての器の大きさ。礼儀正しさ。
強さを見せつけて圧倒するだけじゃない、心配りがあるところ。

だからちょっと複雑ですね。

楽しんでやっても欲しいし、横綱としての振る舞い(前は出来ていた)も
きちんとして欲しい。というのが本音です。

明日からも見守っていきたいと思います。


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